~第二章~

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ドームを入るとロビーがあり、その奥に両開きの扉がある。 その扉を先生と俺が通る。 俺はその場に止まる…先生は少し先に進んで止まり俺の方へ向きを変える。 先生からは異様な空気が流れている… 俺は自分の額に汗が吹き出しているのがわかった。 白鳥『さて…始めるか。 私の武器は細剣だ。 全力でかかって来い!!!私も全力をだす。』 優『わかりました。全力でいきます。』 俺は右手に神羅、左手に緋燕を持った。 その後は言葉が飛び交う事はなく…ほとばしる緊張があるのみだった。 むやみに突っ込むのは無謀… まずは様子見だ。俺は緋燕を構え先生に連射する。 先生は体制を低くしてかわすと、俺に走ってくる。 俺はまた緋燕を連射する。先生は左右に飛んでかわす。先生が剣を構えた俺も緋燕をホルダーに戻して神羅を構えた。 剣を縦に振る…俺はそれを受け止めようと横に振った。 …が俺の神羅は空を切る… 優『!!?』 剣が右から突いてきた!! それを高く飛び、先生の突きをやり過ごす。 白鳥『なかなかやるな。まさか、今のを回避されるとは思わなかったぞ?』 優『まだ余裕ですね? (今までこの技に耐えれる剣が無かったから封印してたけど…この神羅なら耐えれる。使ってみるか?)』 白鳥『お前もな。…何考えてる?』 優『先生…今俺がやることは外には絶対もれないですよね?』 白鳥『そうだ。私とお前だけだ。』 優『先生…今からやることは…、絶対に俺が卒業するまで秘密にしてくださいね。』 白鳥『約束しよう。』 優『ありがとうございます。(先生相手なら大丈夫だよな?)』 優『いきますよ?』 白鳥『来い!!!』 俺は神経を集中させる… 優『暫空刃!!!』 暫空刃…神羅を高速で振りだすことによって、衝撃の刃を繰り出す技だ。これは父さん直伝の技。 白鳥『くっ!!!!』 先生はこの技を見て驚いたのか、反応が遅れて、直撃した。 回りに煙りが立ち込めている。 優『生きてますか~?』 あの技は殺傷能力はなく、相手の動きを鈍らせる程度のダメージを負わせるだけだ。 したがって先生は………?
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