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ドームを入るとロビーがあり、その奥に両開きの扉がある。
その扉を先生と俺が通る。
俺はその場に止まる…先生は少し先に進んで止まり俺の方へ向きを変える。
先生からは異様な空気が流れている…
俺は自分の額に汗が吹き出しているのがわかった。
白鳥『さて…始めるか。
私の武器は細剣だ。
全力でかかって来い!!!私も全力をだす。』
優『わかりました。全力でいきます。』
俺は右手に神羅、左手に緋燕を持った。
その後は言葉が飛び交う事はなく…ほとばしる緊張があるのみだった。
むやみに突っ込むのは無謀…
まずは様子見だ。俺は緋燕を構え先生に連射する。
先生は体制を低くしてかわすと、俺に走ってくる。
俺はまた緋燕を連射する。先生は左右に飛んでかわす。先生が剣を構えた俺も緋燕をホルダーに戻して神羅を構えた。
剣を縦に振る…俺はそれを受け止めようと横に振った。
…が俺の神羅は空を切る…
優『!!?』
剣が右から突いてきた!!
それを高く飛び、先生の突きをやり過ごす。
白鳥『なかなかやるな。まさか、今のを回避されるとは思わなかったぞ?』
優『まだ余裕ですね?
(今までこの技に耐えれる剣が無かったから封印してたけど…この神羅なら耐えれる。使ってみるか?)』
白鳥『お前もな。…何考えてる?』
優『先生…今俺がやることは外には絶対もれないですよね?』
白鳥『そうだ。私とお前だけだ。』
優『先生…今からやることは…、絶対に俺が卒業するまで秘密にしてくださいね。』
白鳥『約束しよう。』
優『ありがとうございます。(先生相手なら大丈夫だよな?)』
優『いきますよ?』
白鳥『来い!!!』
俺は神経を集中させる…
優『暫空刃!!!』
暫空刃…神羅を高速で振りだすことによって、衝撃の刃を繰り出す技だ。これは父さん直伝の技。
白鳥『くっ!!!!』
先生はこの技を見て驚いたのか、反応が遅れて、直撃した。
回りに煙りが立ち込めている。
優『生きてますか~?』
あの技は殺傷能力はなく、相手の動きを鈍らせる程度のダメージを負わせるだけだ。
したがって先生は………?
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