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白鳥『いや。違う…
この学校はな年に一度…この学校の所有している無人島で全生徒が強制参加しなければならない行事がある…その行事は“イレイザーハウンデット校・サバイバル演習大会”という名前だ。…』
……。むっ…無駄に長い!!!長すぎる!!!
この名前つけたヤツ相当馬鹿だ。それかネジが数本抜けているヤツだな。
白鳥『話を続けるぞ。
その大会では“虚羅”が出てきて、虚羅のランクと倒した数から出される合計点が高い上位50人に、この石が渡されるのだ。…わかったか?』
優『えぇ…わかりました。つうか、もう戦い終わりですか?』
先生は剣をしまっていた。もうおしまいのようだ。
白鳥『あなたの実力はわかりましたから、もう十分です。』
優『そうですか…俺の実力はどうなんですか?』
白鳥『武術だけなら…悔しいですが私以上ですね。しかし、璽譜術はこれからの頑張りとあなたの才能によります。』
優『厳しい一言だ…。』
ドームを出て、今度は校舎に入っていく。
校舎の中は下にはジュウタンがキッチリと敷かれている。それもチリが、一つも落ちていない。…スゲー!!
外の窓は防弾強化ガラスを使用して、階段は全てエレベーター…
ここ学校!!?
白鳥先生によれば、この技術は全て璽譜石があったからこそ発明された代物だ。…とね。
てか、そんな話をされても俺には、ちんぷんかんぷんだ。
優『先生…今俺達は何処に向かってるんです?』
これ以上難しい話は聞きたくなかったので、無理に話をずらした。
白鳥『私達は今からある人に、あなたを会わせる為にその場所に向かっているのよ。』
優『ある人ってのは具体的にどんな人なんです?』
白鳥『この学校で二番目に偉くて、国王の命でイレイズの他に街を守る軍隊“カミヌイ”の元帥…軍隊のトップに立つお方…リベレイト元帥に会いにいくのよ。』
優『何故?俺は“イレイズ”になるのに、何故…軍の…国王の“犬”にならないといけないんだ!?』
白鳥『話は最後まで聞きなさい。誰もあなたを軍に無理矢理いれたりしないわ。…ただリベレイト元帥があなたを含む他の成績が高かった生徒と話をしたいって言ってるの。』
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