~第三章~

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ザシュッ!!ザシュッ ジュジュッシ!!! ギャオェ~。 あれ?……俺死ん…でない? むしろ虚羅が死んでる? 俺はつむってた目を開けた。 そこには長剣を持った一人の男が立っていた。 紅色の長髪に青と白の混じったフード付きコートを着ている。 その人は次々に虚羅を切り伏せていく。 凄い…圧倒的な強さだ。 虚羅の数はドンドン減って、二分もしない内に一匹残らず、紅色の長髪の人に倒されてしまった。 俺はその光景に見とれてしまった…本当にこの人は人間か? そんな事を考えていると… 紅色の長髪の人 『おい!?大丈夫か!!?なんでこんな子供が…おい!!!しっかりしろ!!』 優『あ…とう…。あなたは?』 俺は渇れる声を振り絞ってだす。 剱『俺は八雲 剱(やくも つるぎ)。イレイズだ。お前はなんて名前だ?』 優『す…る。すぐる。優。』 剱『わかった。優だな。今から病院に連れてくからな。』 優『あ…りが…と…。』 俺はそのまま意識がなくなった。 俺はその三日後に病院で目が覚めた。 父さんも母さんもいて、泣いていた。心が苦しくなって俺もないた。 泣き止んだ後…俺はあったけど…実際は何も無かった。 俺が無事でいてくれた事が何より良かった。って、言われた。 俺はまた涙をながした。 数日後。俺は退院した。 その日父さんに頼んで、剱さんに会わせてもらった。 剱『よっ!!優。もう体大丈夫なのか?』 優『はい。この前はありがとうございました。俺が思い上がって、馬鹿なことして…剱さんに迷惑かけて…その、本当にすみませんでした。』 剱『別に気にすることじゃないよ。若いうちに冒険するのは悪くない。…けど今回のは少々度が過ぎたな。』 優『はい…。反省してます。』 俺は苦々しい顔で反省する。
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