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ザシュッ!!ザシュッ
ジュジュッシ!!!
ギャオェ~。
あれ?……俺死ん…でない?
むしろ虚羅が死んでる?
俺はつむってた目を開けた。
そこには長剣を持った一人の男が立っていた。
紅色の長髪に青と白の混じったフード付きコートを着ている。
その人は次々に虚羅を切り伏せていく。
凄い…圧倒的な強さだ。
虚羅の数はドンドン減って、二分もしない内に一匹残らず、紅色の長髪の人に倒されてしまった。
俺はその光景に見とれてしまった…本当にこの人は人間か?
そんな事を考えていると…
紅色の長髪の人
『おい!?大丈夫か!!?なんでこんな子供が…おい!!!しっかりしろ!!』
優『あ…とう…。あなたは?』
俺は渇れる声を振り絞ってだす。
剱『俺は八雲 剱(やくも つるぎ)。イレイズだ。お前はなんて名前だ?』
優『す…る。すぐる。優。』
剱『わかった。優だな。今から病院に連れてくからな。』
優『あ…りが…と…。』
俺はそのまま意識がなくなった。
俺はその三日後に病院で目が覚めた。
父さんも母さんもいて、泣いていた。心が苦しくなって俺もないた。
泣き止んだ後…俺はあったけど…実際は何も無かった。
俺が無事でいてくれた事が何より良かった。って、言われた。
俺はまた涙をながした。
数日後。俺は退院した。
その日父さんに頼んで、剱さんに会わせてもらった。
剱『よっ!!優。もう体大丈夫なのか?』
優『はい。この前はありがとうございました。俺が思い上がって、馬鹿なことして…剱さんに迷惑かけて…その、本当にすみませんでした。』
剱『別に気にすることじゃないよ。若いうちに冒険するのは悪くない。…けど今回のは少々度が過ぎたな。』
優『はい…。反省してます。』
俺は苦々しい顔で反省する。
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