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リベレイト『彼は一年前に私のところに来て、いきなり“十将軍に入れて欲しい”と言って来てな…最初は無理だと言ったのだが、聞かなくてな。
だから…彼に無理な条件をつけたんだ。』
白鳥先生は何か察して分かったらしい。
優『十将軍ってなんですか?あとその条件ってなんですか?』
白鳥『十将軍とは…
カミヌイのトップであるリベレイト元帥の直属の10人の部下のことよ。
軍の中で最も強い10人だけがなれる、軍の中で二番目に高い地位の事を指すのよ。』
リベレイト『そして私は彼に…現時点で十将軍に入っているメンバーを一度に全員の相手をして、なおかつ倒した数の分だけ上の位で入れてあげよう。
と言う無謀な条件だ。もちろん諦めてくれると思った条件だと思って出したんだ。』
優『思ってだした?…てことは…!!!まさか、…』
リベレイト『あぁ。そのまさかだ。彼はその条件を飲んだんだ。
しかも、結果は…十将軍全員を無傷で倒したんだよ。死人も出さずにな。まったく恐ろしい男だよ。』
十将軍全員を相手に無傷で…死人も出さずに!!!?
ありえない。強すぎにもほどがある…
優『それで剱さんは今?』
リベレイト『彼は、今単独で任務中だ。』
優『そうですか…。』
リベレイト『他に彼に関して知りたい事はないかね?』
優『特には。いろいろと教えていただき、ありがとうございます。』
今はいい。それにいつかは会える時が来る。その時まで待とう。
リベレイト『いやいや。こっちもいろいろと分かった事があったからお互い様だ。』
白鳥『リベレイト元帥。そろそろ学校内容を彼に説明しないと日が暮れてしまいます。』
外に目をやると燃える様なオレンジ色の空が見えた。
リベレイト『うむ。そうだな。先にあの石を渡しときなさい。』
白鳥『はっ!!!』
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