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羽に包まれているぐらいの圧力にも関わらず、指1本も動かせなかった謎の液体が氷が溶けるように無化していく……。
ようやく、やっと……優に触れられる。と思った矢先……
サブワン『さて、ここから出るぞ』
と言われて牽制された。
この人は私に至福の時間すらくれない鬼畜なのか……。
さらには赤髪メス豚が優に触ろうとしやがる始末……
私『……む。優は、私が……担ぐ』
華月『粋がるなチビッコ。お前には無理だ』
この赤髪メス豚は……何をぬかしてやがるの?
優に関する全ての権限は私が決めるってことは優が生まれた時から決まっているの。
……優と出会ったのは8才の時だけどさ……。
私『2丁銃使いを……嘗めるな。このくらい、平気……ほら』
優『ぅ…………ア…』
私は軽々と優をお姫様抱っこするのを赤髪メス豚……あ、白鳥華月に見せつける。
いけない、いけない。
優のことになるとすぐに熱くなっちゃう……。
自覚はしてるけど止められないんだよね。優に対する愛が大きすぎるせいかな?……ふふ。
ルナ『いいなぁ。私もユウチャンを抱っこ――』
ギロッ……
ルナ『……するのは無理っぽいから諦める……………ウゥ。華月ぃーっ』
華月『あぁー、ヨシヨシ。ルナはいい子いい子』
私『…………フッ』
ルナ『鼻で笑った!! 今鼻で笑われたよ華月っ!!! なんで!?』
華月『………ルナ。たまには知らなくて良いこともあるんだぞ』
ルナ『わかった……。華月が敵だってことが……よぉくわかったよッ!!!』
華月『恋路に関しては敵だな』
とか言って私を見てくる。
私『優は……渡さない、から』
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