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だいぶ進んだところで俺は火照った顔を手で冷やしながら拓也に武器の名前が決まったか聞いた。
拓也『名前?ぁあ…決まったぞ。
名前は【蛇皇(じゃこう)】だ。』
綺利斗『…………………………何か陰険な名前。』
俺も頷いた。
拓也『なっ!!?人が決めた名前に文句を言うな!!そういう綺利斗だって…轟麟って変な名前つけてるだろうが!!!!』
拓也も負けじと反論するが、
優『まぁまぁ。そう言うなって。二人共変な名前だから。』
綺利斗・拓也『はぁ!!!!!!?』
拓也『てめぇ調子乗ってんじゃねぇ!!!』
綺利斗『っざけんなよ!!!!!俺のはな~…………?』
優『あっ!!………………』
またもや大声で喚いたために街の人達から、超冷たい視線を浴びせられる。
俺達はまた、ゆでダコ状態になり、学校まで全力疾走をした。
そして正門の前に到着した。
しかし、全力疾走したため息が上がって整えるまでに時間がかかった。
優『いよいよか……』
一足先に息が整った俺は目の前に、そびえ立つような学校を目にして俺は言った。
拓也『あぁ。いよいよだな…』
綺利斗『うん…』
学校の大きさと…学校の中から沸き上がってくる“何か”が俺達を惹きつけた。
しかし同時にその“何か”が…俺達に不安をあおってくる。
‘これからやっていけるのか?’
‘いや違う!!…いけるのか?じゃない!!いくんだ!!’
俺は心の中で決した。
優『よし!!!ちょっくらいってくるか~!!』
拓也・綺利斗『うん!!』
掛け声と共に俺達は正門をくぐりぬける。
俺達は夢への第一歩を踏み出した。
~第一章~ 終わり
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