~第二章~

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~第二章~

俺達三人は正門を通ったあと、玄関前まできた。すると看板が立っててあった。 “新入学者へ この度はイレイザーハウンデット育成校に入学おめでとうございます。 今日は各授業の説明ガイダンスとこれからの予定の説明などを行いますので、集会所に来てください。 集会所はこちら ← 』 と書いてあった。 俺達は矢印の指す方へ歩いていく。 しかし広すぎる………。行けども行けども集会所どころか次の道を教える看板もない。 たまに在学中の学生の人と会うけど…、武器を必ず持ちながら移動しているようだ。 武器は様々で… 剣・槍・銃・鞭…大砲!!!? それに鉤爪からメリケンサック………なんでもありだ…。 それに武器には、いろんな色の璽譜石も付けられてあった。 二人にも言おうかと思ったが、回りの景色と色々な施設の機材などに興奮して俺の話を聞いてくれそうにない。 悩んでも仕方ないので、俺もコイツらを見習って回りの景色などに目を向けて、気を紛らわした。 …にしても廊下が無駄に長い。 イライザの街のハウンデット校は、いくつかの街にある学校の中で一番大きな学校らしい…。 だからってこんなに廊下が長くていいのか!!? 文句いったところで集会所が近くなるわけない…のは知ってる。 当たり前だ!!!?? 優『あっ!!着いた。』 到着してしまった!! 別にいいけど…どっちかと言えばありがたいね。 急いで入口まで行くと、中には人がたくさん居た。やっぱり武器を持ってる…。 俺はあまり入りたくなかった…試験の結果があれなんで。 もし…柄の悪そうなヤツに絡まれたら…!!!? 想像もしたくない。 拓也『中に入ろうぜ。』 綺利斗『楽しみだな~。』 お気楽な彼等に俺の悲痛な心の叫びは聞こえるハズも無なく中に入っていく。 俺も嫌々二人の後に続いて、中に入った。image=215239892.jpg
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