『日常はこうして始まるのです…』

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同じクラスのクラスメートである漆間碧(ウルマ アオ)君と付き合い始めてから初めての春… 無事三年生に進級出来た私こと黒峰 彼方(クロミネ カナタ)は今日も元気に! ………ささやかなボケをかましておりました… 「おは~…」 「おは~、カナちゃん♪」 「はよ…」 「……」 「え~…悠里は挨拶無し~?」 私の愉快な仲間たち! 高梨 亜季(タカナシ アキ)ちゃんと、幼なじみの柳 慶太郎(ヤナギ ケイタロウ)はいつも通りに挨拶を返してくれたんだけど… 何故か五十嵐 悠里(イガラシ ユウリ)だけは挨拶もせず呆れた表情で私を見ていた 「ハァ……あまりにベタ過ぎてツっこむ気にもなれないわ…」 はい?ベタってなんの事? 「そう言われるともの凄く気になるんですけど…」 「あぁ、気にしなくていいわ」 ヒラヒラと手を振り面倒くさいと言わんばかりに顔を背けた 「や…だから気になるって…」 「ハァ…あのねぇ… そんな下らない事に一々ツっこまなきゃならない私の身にもなりなさいよね…」 「ん、今度から気をつけます で?原因は?」 「………靴下色違いよ…」 は…?靴下?
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