557人が本棚に入れています
本棚に追加
「大体アンタがそんなに弱っちぃからあんなのに目つけられんのよ!?
巻き込まれる私の身にもなりなさいよね!」
あぅ!イタいお言葉!
私もよく言われます!
まるで悠里に怒られてるみたいで私まで萎縮してしまう
「ご…ごめん…静奈(シズナ)…」
「謝るだけじゃ済まないわよ!
馬鹿嵐(アラシ)!」
静奈と嵐…
多分コレがこの子達の名前なんだろうけど…
正しく名前負け…
逆の方がシックリくるんでないかい?
呆けていると静かに碧君の声が聞こえてくる
「手、止まってるよ?」
「ほぇ?あ…忘れてた…」
また手当てを再開し最後に絆創膏を貼ると終了させた
「そんなにヒドくないから大丈夫だと思うよ♪」
明るくそう言うと嵐君は柔らかい笑みを零して口を開く
「ありがとうございます
助けて頂いただけじゃなく手当てまで…」
「気にしない♪
困った時はお互い様だって♪」
私がそう笑って言うと安心したようにまた微笑んだ
可愛い男の子だなぁ…
身長も私と同じ位だし何より顔が可愛い…
女の子に見えるワケじゃないけどクリッとした目に柔らかそうな栗色した軽いくせっ毛の髪…
ヤバす…私のツボだ…
ワタクシ彼方は可愛いモノに目がありません…
慶太郎の妹樹利(キリ)ちゃん
天使のようなフワフワのメガ可愛い女の子
そして弟太一(タイチ)の彼女、暁(アキラ)ちゃん
サラサラの黒髪がとってもキュートで日本人形みたいな女の子
食べちゃいたい位大好きです♪
目の前にいる嵐君と静奈ちゃん…
この二人も例外なく…
私のストライクゾーンに飛び込んできてしまいました!
最初のコメントを投稿しよう!