『嵐の双子見参!』

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「か…可愛!ブッ!」 「こらこら… 絶対そういくと思ってたんだ… セクハラになるから止めなさい」 思わず抱きしめそうになった私を見越して碧君がストップかけてくれました 顔面手のひらで押さえられて… 「ひゅ…ひゅみまへ~ん…」 私が少し離れると碧君の手も離れていった セクハラはいかんよね…セクハラは… 「さ、僕達は帰るよ 君らも早く帰る事だね じゃないとまた絡まれるかもよ?」 ベンチから立ち上がるとゆっくり公園を出ていこうとする 「あ!名前…」 小さく呟く とこまでも小動物だね、嵐君… 「黒峰彼方!高3だよ! コッチは…ムグッ!」 「僕の事はいいから」 「ムグ?ムググ(え?でも)…」 碧君に口を塞がれ引きずられながら公園を出ていった 彼らの姿が見えなくなると手を離してくれる 「……ハァ……」 ちょっと苦しかった… 「何で名前教えたげなかったの?」 「別に? 言う程の事でも無いでしょ?」 ん…まぁ、確かに… でも訊かれたら答えてあげるが世の情け… とか言うじゃん? 別に名前くらい… なんて考えてるうちに私の家に到着した 「ん、じゃあまた…」 言って家に入ろうとしたんだけど碧君が手を離してくれる気配がない… 「どしたの?」 「うん、綺麗サッパリ忘れてるみたいだから言わせてもらうけど…」 「ほぅ…なんでがしょ…?」 「まだ黒峰さんからキスしてもらってないよ?」 「にゃ?」 ……………おぉ! すっかりマルっと忘れてた! つーか…どんだけしてほしいんじゃ…
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