全てはここから始まった

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2009年1月21日 確か天気はけっこう良かったような。 この日は中勤だったので、出勤時間は11:15……ということで、余裕のある朝を過ごしていた。 職場までは歩いて15分。 近いと思うでしょうけど、転勤に伴い職場の近くにエイヤッと引っ越したんですよ。 あっ、仕事は郵便事業会社で集配やっています。 一応、役職は総務主任(一般の会社でいう課長代理)で副班長というのに就いています。 中勤の場合はいつも10:30くらいに出発していたので、10:00になった段階で 「ヨシッ、そろそろ着替えようかな」 とソファーから立ち上がった瞬間、軽い吐き気を感じて隣の部屋(敷きっぱなしの布団の上)で座り込み、次の瞬間、右手がダラ~ンと垂れ下がってしまい、続いて右足もまったく力が入らず右手と同じくダラ~ンとなってしまった。 右半身がぐにゃぐにゃに!!!! 「エッ、なにこれ、なにこれ、どうして」 「ちょっと待て、ちょっと待て」 「どうしたんだ、まずは落ち着け、落ち着け」 「落ち着け、落ち着いてこの状況をよく考えろ」 「落ち着いてどうすればいいのかよく考えろ」 「落ち着け、まずは落ち着け」 一人暮らしで周りには誰も居ないが、声に出して何度も何度も自分に言い聞かせた。 そうでもしないと自分を保てなくなりそうだった。
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