Ⅰ
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ちなみにこの時間、汚い部屋の片隅に無造作に投げられた目覚まし時計を見た。 それにしても、まあルックスはかっこいいのかもしれないが、 私より30cmは高い身長の不良に見下げられるのは正直怖い。 そして、自分の名前を言ってない事に気づき、 「初音璃子。」 そう言った。 見下げられること30分は長かった… 不良はそのままベッドに入った。
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