5/29
前へ
/236ページ
次へ
ゆっくりと振り返った。 そこには見るからに、不良です。と言うような男が立っていた。 色素の薄い長めな髪。 肌は白くて、背は高い。 そして着崩した制服と装飾品。 「うん。」 私は質問をされた事を思い出してそう言った。 内心、なんて返事を返して来るのか楽しみだった。 こんな事にならなければ話す事なんてなかったような人だ。
/236ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5645人が本棚に入れています
本棚に追加