5人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・。」
無言で席に着いた。
「ねぇ美穂、彼と知り合い?」
「・・・知り合いなわけないよ。」
「そっかぁ。」
時音はそれだけ言うと席に座った。
私は隣から視線を感じ、隣を見た。
男は赤い瞳で私を見ていた。
「・・・何?」
「・・・・・・。」
「用がないならこっち見ないて゛。」
視線が嫌になり窓の外に逸らした。
HRも終わり、屋上でさぼろうと思い教室を出ようとした。
「美穂?何処に行くの?」
「えっと・・具合が悪くて保健室に。」
「大丈夫!?」
「大丈夫だよ。 だから先生に言っておいて?」
「わかった~。」
教室から足早に出た。
そして、ゆっくりと階段を上り、屋上へと向かう。
.
最初のコメントを投稿しよう!