†少し近づいた距離†

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それから私と恭弥は色々話しをした。 「・・・・なぁ。」 「何??」 「・・・・・俺の事怖くないわけ?」 「何で?」 「・・・・・目が血みたいに赤いから。」 その時の恭弥の顔は悲しそうだった。 私は恭弥をギュッと抱きしめた。 何故こんな事したかは分からなかった。 「怖くないよ?初めて恭弥の瞳を見た時、綺麗だって思ったよ。」 「・・・・ありがと。」 恭弥はそっと涙を流した。 私達はそのまま放課後までサボった。 「じゃあ、私帰るから。」 「・・・・・ああ。」 恭弥に手を振って屋上を後にした。 .
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