†少し近づいた距離†

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昨日の赤い瞳が頭から離れない・・。 「どうしちゃったのよ・・・。」 ハァと溜め息をして学校に行く準備をした。 制服を着て、ヘアーアイロンで髪を真っ直ぐにした。 「よしっ、学校に行くかぁ。」 私は玄関を出た。 家の前には時音が待っていた。 「あっ、おはよう美穂!」 「おはよう。」 「ほら早く学校に行こう!」 時音は私の腕を引っ張って歩きだした。 「・・・あいつは来るのかな・・」 その呟きは時音には聞こえなかった――・・・ .
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