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♥コスプレ姫VSベテランS執事♥
お屋敷にはいくつもの部屋がある
何人住んでいるのやら…近隣に住む者達にもわからないという。
噂によると主がとてつもない大富豪・そして色狂いとやらで…行く先々で気に入った女がいれば妾にし、女との間に生まれた娘だけをこの屋敷に集めたとのことだが……
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「~♪今日は何にしようかなあ♥」
まだあどけなさの残る黒髪の少女が鼻歌まじりに衣装の前にたつ
「よぉし♥決めたッ 今日はキューピッドスタイルにしよッ」
…少女は主の娘。
いわばご令嬢だ
普段は堅苦しいドレスを着用しなくてはならない…
コスプレなんて頭の固い主にバレたら大目玉だ
夜のささやかな楽しみ…♥
「………柚花さま」
ふいに呼びかけられ心臓が止まりそうになる
振り向くと執事のカイがたっていた
「……きゃッ💦💦ちょっと着替え中よッ」
ふー…
カイがため息をつく
「柚花さま。あれほどコスプレはお辞めになるよう申し上げたはずです」
「…………ッ💦ち、ちがうわよ💦💦これはコスプレぢゃないもン💦」
「…羽までつけて?」
「…うッ💦」
「おまけにコレは何ですか?」
カイが金の輪をつまみあげる
「あ💦💦💦返してよ💦それ買ったばかりなんだからぁ💦」
暴れる柚花をひょいと片手で抱き上げる
「あ……💦離して💦
まだ下穿いてない…」
白い太ももが露わになる
「ご安心を子ども相手にどうこうしようと思いません」
「―…な💦」
つい不満げな声になる
カイがニヤリと笑う
「―それとも…どうこうされたいですか…?」
「……結構ですッ!」
―ば、バカにして…新しい執事さんきたら絶対チェンジしてやるーッ💦
柚花は心の中で絶叫した
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specialthanks
柚花さま
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