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------------------------ ドーセット・ストリート路地裏。
外灯が、点いていても不気味な、路地裏。
ユラリ、と、何かが、ユラめいた。
メ・リ「ビクッ!!」
そこには、人の影があった。
メ「あの影。誰かしら?」
リ「まさか、切り裂きジャックだったりして(苦笑)」 メ「そ、そんなわけ、無いわよね」
----------ユラリッ
影が、動いた。
少しずつ。影が、近ずいてくる。
メアリー達は、少し警戒している。
影が、メアリー達のすぐ近くに、来ていた。
メ「少し怖いわね?」
リ「そ…」
リーナーの言葉いきなり止まった。
リ「メッ、メアリー?。あっ、あれ、何?」
メ「何って、な…」
そこには、赤黒く染まったコートを着た。男が居た。 その手には、血が着いた、ナイフが握られている。メアリーとリーナーは恐怖で動けない。
------ヒュッ トッ カカキィン------
リーナーの頬を何かが、掠めて、壁に当たり落ちた。
------
リ「アッ、アッ…ウェ…グッ」
リーナーは恐怖で、顔を歪めた。メアリーが男から視点をリーナーに移した。
リーナーの座っているところに大きな水溜まりが出来ていて、スカートの股の部分が濡れている。頬からは、少し血が出ている。
顔がひきつり、目には、涙が、浮かんでいた。
メアリーは、後退った。男は、メアリーの腕を掴み近くの空き民家に引っ張り込んだ。
ドアが、閉められる寸前に見たのは、恐怖にひきつったリーナーの顔だった。
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