468人が本棚に入れています
本棚に追加
「え~、昨日説明したが、今日は戦闘訓練だ。武器は有り、魔法は無しのな。で、すぐにでも始めたいから、お前達は中庭に集合だ。俺もすぐに行く」
「各自武器は持って来てるな? 言った筈だもんな。武器庫に朝のうちに行っとけ、って」
これはマズい予感がする。もしかして、もしかしたら……。
俺、丸腰じゃね?
多分ってか、絶対。だって昨日の話は聞いて無かったし、今日は遅刻したし……。武器庫……? 何処、ソレ。
いや、一人位同じ武器使ってる奴はいるだろ。そいつから―――
「武器の貸し借りは原則として禁止な」
ん?
「武器を忘れた奴、いや、遅刻した奴が悪い。貸したらソイツの成績下げるから」
ジー君はそう言って、俺にウインクをした。
………………ちくしょおおおおぉぉぉぉぉぉッッ!!
謀ったな、ジークゥゥ! おのれ、見ていろ! 必ず、必ず復讐してやるよぉぉぉッッ!!
俺は昨日今日と、連日の復讐を誓った。どうして、学園生活を平和に過ごせないのだろうか?
最初のコメントを投稿しよう!