負けず嫌い

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「え~、昨日説明したが、今日は戦闘訓練だ。武器は有り、魔法は無しのな。で、すぐにでも始めたいから、お前達は中庭に集合だ。俺もすぐに行く」 「各自武器は持って来てるな? 言った筈だもんな。武器庫に朝のうちに行っとけ、って」  これはマズい予感がする。もしかして、もしかしたら……。  俺、丸腰じゃね?  多分ってか、絶対。だって昨日の話は聞いて無かったし、今日は遅刻したし……。武器庫……? 何処、ソレ。  いや、一人位同じ武器使ってる奴はいるだろ。そいつから――― 「武器の貸し借りは原則として禁止な」  ん? 「武器を忘れた奴、いや、遅刻した奴が悪い。貸したらソイツの成績下げるから」  ジー君はそう言って、俺にウインクをした。  ………………ちくしょおおおおぉぉぉぉぉぉッッ!!  謀ったな、ジークゥゥ! おのれ、見ていろ! 必ず、必ず復讐してやるよぉぉぉッッ!!  俺は昨日今日と、連日の復讐を誓った。どうして、学園生活を平和に過ごせないのだろうか?
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