雨の日

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どうしようも無かった ただ離れなくちゃいけない哀しみも、薄れていた 残っていたのは絶望、孤独、自分自身への嫌悪感、虚無感、自殺願望 母さん―――…… ごめんなさい もう離れるから もう現れないから だからバイバイ――― 本当にごめんなさい 守ってあげられなくて 気付いてあげられなくて もし母さんが目覚めてくれる、そのためならば、私は命だって惜しまないから .
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