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兵達が、次々に討ち取られていく突撃を始めたときには、三千いた兵達がもう、千をきっていた。
「まずいな・・劣勢か・・」
昌信は呟いた。
なすすべもなく討ち取られ、首をとられていく・・
その時だった
岡崎城の昌景が城門をあけ、打ってでたのである。
「昌信勢を助けよ！死なせてはならん！」
昌景勢の勢いは凄まじかった。
騎馬武者一人が五人を切り倒し、突き進んだ・・まさに鬼・・
この勢いに押され、家康勢が崩れた。
この気を昌信、昌景は見逃さない。
家康勢をさらに突き崩した。
壊滅的打撃を喰らった家康勢は全軍退却を命じた。
殿には本多 忠勝。
熾烈な退却戦の始まりだった・・
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