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夏の夕方六時ゎまだまだ明るい。
三人組ゎ一旦路地の物陰に身を隠した。
ナガチンが持って来たスポーツバッグのファスナーを開け、中から双眼鏡を取り出し製材所の様子を伺った…
ナガチン『やっぱ誰も居らんごつある!』
シュウちゃん『ホントに?よく見ないよ…』
ナガチン『誰も居らんて!』
そうこうする内に、日が若干落ち、薄暗くなってきた。
ナガチンゎ双眼鏡をスポーツバッグにしまうと、代りにトランシーバーを三台取り出し、皆に渡した。
その当時、トランシーバーゎ高級な玩具だったが、ナガチンの家ゎ俺やシュウちゃんの家と違い金持ちだったので、仲良くしていれば大概の最新の玩具を体験出来た。
ヨウ『じゃあ、俺ゎ正面から侵入するから、ナガチンゎ右側の柵の所から!シュウちゃんゎ倉庫の裏側から!』
ナガチン『ラジャ!』←(ガッチャマンで流行っていた掛け声)
シュウちゃん『。。。。。( ̄▽ ̄;)』
ヨウ『今日ゎ様子を見るだけやかいね!人がホントに居らんかどうか!』
ナガチン『ラジャ!みんな、トランシーバーのスイッチ入れちょきないよ!』
ヨウ『ラジャ!』
シュウちゃん『ラ…ラジャ。。。。。( ̄▽ ̄;)』
そして三方に散って、三人組のスパイ大作戦が始まった。
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