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「きゅう…」
朝日は壁際でのびている。
しかし朝日め、腹を空かせるとここまで闇属性が入るのか…。
「よし、早く晩飯を作っておこう…」
「ミツキ、ハンバーグがいい!」
「私はすき焼きがいいです…」
流石朝日さん、食べ物の事になると復帰が早い。
ミツキは対堤戦で丹波○七が2カウントで起き上がった時のような顔をしている。
「悠兄、ハンバーグだよね!」
「悠さん、もちろんすき焼きですよね?」
『む!』
睨み合う二人。
「おのれおぬし、ハンバーグのあの肉汁を愚弄するか!肉汁、デミグラスソースとの一体感、玉ねぎの食感!全てが芸術!」
「ええい黙れ、すき焼きこそが食の頂点よ!あの牛肉をふんだんに使った鍋の香り!卵のまろやかさ!野菜もしっかりと美味しくとれるという実用性!どれをとってもまさに最強という他無い!」
火花が散る。
「あの…お二人…」
『なんだッッ!』
やばい、これは死ぬ。
「今日…豚肉…」
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