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「いっしょに野球やろう!」 地面に座りながら顔をあげた。 そこにはキラキラした顔で見つめてくる圭也がいた。 「…」 …かわいい。別にそっち系ではない。 ただ、子供達好きなだけである。 もちろん、こんなキラキラした顔で頼まれたら断れるはずはなく、 「ん?よし、やるか!」 と、立ち上がり圭也の頭をポンっと叩いた。 「やったー!」 かわいいものである。 翔には大学生の姉と2つ下の弟がいる。 弟とは比較的、仲は良くなく、自宅にいても必要なことしか話さない。 それに比べ、圭也はどうだ? 天使のようである。
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