クールな兄とペンギンな妹

クーにぃとペン

クーにぃの餌付け(続き)

屋上

『う～う～』

(あれからずっとうなってるな…)

(おい、黒斗どーすんのさ!!)

(どーするって…餌付けしてみるか？)

(さすが黒斗(笑))

｢狼香!!｣

『あぅ？』

｢(あぅ？ってお前…)彗が弁当やるから期限直せだと｣

『おう、俺の弁当…ってオイ!!!!黒斗てめぇ』

『………黒斗が食べさせてくれる？』

｢はい？｣

『だから黒斗が食べさせてくれるの？彗の弁当を』

｢…仕方ない、それで機嫌直すか？｣

『わう♪』

『ちょっ…俺の弁当は決定事項なの!?俺の意志は？人権は？』

『彗！うっさい…』

(うわぁ、理不尽だ…)

(ドンマイ彗…)

(いや、半分はお前のせいだから)

赤星彗の弁当＋黒斗のあーんにより狼香の機嫌は右斜め上になった