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<土方side>
あれから、俺は、メガネとチャイナ娘に引きずられるまま、万事屋の家まで来ていた。
しかし、ものの見事に俺は、あの天パと入れ替わっちまっていやがる。しかも、コイツん家には煙草どころかマヨネーズの一本もねえときていた。
「あの、土方さん。」
「ん、なんだ?」
「なんだか、ご迷惑をかけてしまってすみません。」
「…何がだ?」
メガネは居心地悪そうにかしこまっている。
「いや、銀さんと入れ替わった原因は僕達にありますから。」
「大体、マヨラとサド野郎があそこを歩いてるのが悪いんだヨ。」
「神楽ちゃん!!」
メガネと対照的にどこまで偉そうなんだよ、このチャイナ娘は…なんか、まるで、あの天パと親子みてぇだな。苦労してんだな、メガネ。
「おい、メガネ。」
「はい?」
「気にすんな。こんなゴタゴタは総悟のやつのせいで慣れてる。」
「土方さん…」
「銀ちゃんよりも大人な発言アル…」
よく分からんが、メガネもチャイナ娘も目を輝かせてこちらを見ている。何か変な事でも言ったか?
「僕、今日は土方さんの好きなものを作ります。何が食べたいですか?」
「マヨラ、私の酢昆布分けてやるヨ!!」
なんか、懐いた…?
「あ、ああ。じゃあ、土方スペシャル。」
「分かりました。じゃあ、マヨネーズを買ってこないといけませんね。お米は姉上のところから少し分けてもらいましょう。」
何か、主婦がいるぞ…万事屋、ちゃんと養ってやれよ。
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