似てる二人は結局のところ赤の他人(後編)

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<銀時side> 多串くんが新八と神楽に連れて行かれた後(何であんなに嬉々として連れて行ったんだか…)、俺は総一郎くんと一緒にゴリラのところに向かった。 しっかし、ここは相変わらずムサいな~。甘いもんの一つでも置いておけっつうの!!例えば、チョコパフェとか、チョコパフェとか、主にチョコパフェとかさぁ~! 「そうか…今、トシは万事屋の姿になっているのか。」 「ええ、そう言うわけで、旦那にはとりあえず真選組の仕事を体験してもらおうかと思ってるんでさァ。」 「おお、それは良い!さすがにトシの仕事は出来ないだろうからな。」 「おいゴリラ、何気に馬鹿にしてんのか?つうか、お前がやるべき仕事だろうが。ストーカーな上に、どんだけ無能なんだよ、ゴリラが。」 「ギャッ!ゴリラって二回も言った!!」 おお~、泣いた泣いた。 「旦那ァ、そのへんにしてやってくだせい。近藤さんが可哀想でさァ。」 「総悟…」 「この人の無能もストーカーも今に始まったことじゃありやせん。」 あ、とどめさしたな… 「トシ~、早く戻ってくれぇ~!!」 「犬…じゃなくゴリラの遠吠えだな。」 「それじゃ、旦那ァ、そろそろ行きやしょうか?」 「こいつ、置いていっちまって良いのか?」 「ほっとけば勝手に復活しまさァ。」 「そうか」 そして、俺と総一郎くんは江戸の町へと繰り出した。 .
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