似てる二人は結局のところ赤の他人(前編)

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銀時は闇の中、一人さまよっていた。 《ん…あれ?ここ、どこだ?俺、もしかして死んだ!?おいおい、まだ挑戦してねぇパフェがあんのに~!…ってか、俺、多串くんに直撃したような…!?》 土方は闇の中でさまよっていた。 《ん…?ここは…!?確かさっきまで総悟と巡回してて、で…万事屋の野郎が飛んできたんだった!!…ってか、俺、死んだのか!?嫌だぞ、こんな死に方!!》 『銀さん』 『銀ちゃん』 『土方さん』 3人の声が聞こえた。光が闇の中、差し込んだ。2人は別々にその方向に歩いていった。 「う~ん」 「ん…」 2人はほぼ同時に目が覚めた。 銀時は不思議に思った。“何故、新八でも神楽でもなく、沖田が自分を心配そうに見ているのか”と。 土方は不思議に思った。“何故、沖田ではなく、万事屋のとこのガキどもが自分を心配そうに見ているのか”と。 そして2人は横に寝ていたもう1人を見た。そして2人は同じ言葉を口にした。 「「何で俺がそこにいるんだ!?」」 そう、2人は精神が入れ替わっていたのだった。 .
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