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「ちょっと待ってよ~。」
(怖い!不良!やくざさん!)
「そこでお茶しようよ。」
愛はすっごく帰りたかったけど、怖くて断れなかった。
「中原…さんですよね?」
「おぅ。君は早川愛ちゃん。だろ?
まぁ、何でも頼んでいいよ奢るし。」
怖くて今までちゃんと顔を見たことなかったけど、向き合ってみると全然怖くない。
「俺こうみえてモテるんだぜ?セフレもいるし~。愛ちゃんもなるか?」
「ぶっ。何言ってるんですか~。」
(このひと、面白い。)
普通の人なら下品な会話でイヤだけど、この人がいうといやらしさを感じなかった。
独特の軽さがなんか心地よかったのかもしれない。
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