君はひとりじゃないから

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君はひとりじゃないから

君は今 何を持っているの そっと降ろしてごらん 僕がほら 伸ばした両手で 受け止め支えるから 遠慮なんか いらないって ホントは 気づいているでしょ 今まで通りがさせてるの 大丈夫 ほらおいで 宛先の無い ぎっしり書かれた 心の手紙を 破り捨てたり くちゃくちゃにして 悶え苦しんでるなら いっそ僕はその手紙に できるだけの明るい色で 思いつくだけの 落書きを描いて 笑わせてみせる 野暮ったい言葉じゃ 伝えられない気持ちを 今だからこそ 伝えたいんだ 「君はひとりじゃ       ないから」  
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