水夢

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大学の近くに借りてるアパート。そんなに焦らなくても遅れる事は無い 「朝から元気だな?」 肩を並べるヤンの頭を撫でれば愛しさが募る 「大学楽しいじゃん?皆と会えるし」 嬉しそうに話すヤン。曇り無い笑顔が眩しくて 愛しくてどうしようも無い。それだけヤンは俺を惹きつける 「だな?」 簡単に返事をすると嬉しそうに駆けて行く姿 それでも俺の心には 愛しさだけで過ぎていく満ち足り無さもある ヤンを心から愛してる。それは変わらない事実 ただ…恋い焦がれる事に憧れてるだけかも知れない ヤンが居れば満足な体と心とは裏腹に 心の底にはくすんだ気持ちがいつまでも燃焼してるのに 気付いていなかった
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