第1章

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対する俺はと云うと 普通にパジャマだ そういえば昨日寝る時は永久もパジャマだったと思ったけどな 「着替えたのか?」 「刹那に喜んで貰えるかと思って」 大いに喜んでます 朝の光を浴びて元が美しい彼女は更に輝いて見えた バカップルですごめんなさい 長い黒髪が今日も綺麗だ しかし何故彼女は毎朝俺に跨っている? 不思議だ しかし悪い気はしないので深くは追求しない事にしておこう 「もうご飯出来てるよ」 「早いな」 「刹那に喜んで貰おうかと思って」 本当にバカップルでごめんなさい で いそいそと制服に着替えて朝飯を頂く事にした 今日はTKG 卵かけご飯だった 味噌汁と目玉焼き付きで 「簡単でごめんね?」 「いや、十分過ぎる愛を感じる」 俺が作った場合全部冷食かインスタントになるだろう 永久の料理ははっきり言って美味い 見た目も完璧だ こんな完璧な子がなんで俺なんかに固執してるのか 答えは簡単だ 愛し合ってるから 再度言うが バカップルでごめんなさい で 食事も問題無く完食 普通に美味かった いや 尋常じゃなく美味かった さすが永久だ
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