闇に散りゆく桜

指名開始～『消滅』赤色の静寂～

とある高校で始業の鐘がなる。

澤田や賀来など不良と呼ばれる男子生徒は教室の端と端で硬球を使いキャッチボールをしている。
バチンッ！
賀来｢痛ってぇ！澤田もっと軽く投げろってぇの！｣
澤田｢あはははははっ！もっと鍛えろよ。賀来。｣
などと馬鹿騒ぎをしている。
ドア側にはギャルと呼ばれるスカートの短い女子高生、二階や曽我部が群れて、化粧を直してたり、下品な恋愛話をして盛り上がったいた。
しかし、真面目な岸本や桑田、おとなしく友達の少ない相澤や糸井は自分の席に座って授業が始まるのを待っていた。
教師に媚びてる橋田に至っては教科書を開いて待っている。

そんな中、窓際の自分の席に座って、黙って外を眺めていた石森は正面玄関に見慣れない1BOXカーが堂々と横付けし複数の男が校内に入ってくるのを眺めてた。