は・じ・ま・り

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「他の人は駄目なんですか…?」 安全な距離を置き、私は土方さんを睨み付けた。 うわっ、睨み返された!! ……流石鬼副長。 なんか雰囲気が違う…。 殺気がすごい……ん?殺気? 言われなくてもわかる。 我が儘言うなって…。 雰囲気で伝わってくる。 ちょ、背筋凍ったんですけど… 空気読めオーラが…すご。 あれ、オーラってなんだろ? 「総司さんと行かせて頂きますっ!!」 身の危険を感じ、私はつい口走った。 その瞬間、総司さんの口元が三日月のように吊り上がったように見えた。 気のせいだよね……? 『じゃあ早速逝きましょうか。雑用さんッ』 うわぁあ…。 絶対なんか企んでるでしょこの人…。 てか私の名前【雑用さん】になってるし。 しかも【逝きましょう】ってなんだよ! おもくそ字ぃ間違ってるし! 何?この人は私に死んでほしいの? …………とりあえず落ち着いて作戦を立てようっ! 総司さんの隙をついて逃げるんだ! こんな所早く出てあの馬鹿親父を一発殴ってやんなくちゃ! そういえば私って一分以上男と触れてると発作起こすんだっけ…。 以前発作起こして死にかけた時があったな~… 私、今度こそ死ぬのかな~…。
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