は・じ・ま・り

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「な、ナメテマセンヨ」 両手をぶんぶん振ってアピール。 それでも総司さんは顔色一つ変えない。 や、やばいかも…。 『…逃げるつもりですね?』 「さ、さあ?どうでしょう?」 あ~やばい。 この人、本当にやばい気がする。 だって…なんか殺気っぽい気迫が…。 『ダメですよ。あなたには私のために働いてくれなくちゃ』 …………あれ? 『掃除 洗濯、よろしくお願いしますね。私のために』 ………………あれ? 「ちょっと待ったぁぁあ!!!! なんで「私のため」なんですか!? せめて「私達のため」にして下さいよ!! 第一私は、好きでこんな所にいる訳じゃないし!」 思ってることを全部ぶつけてやった。 叫び過ぎて息切れ…どんだけ体力ないんだ私…。 『そうですか。で?あなたはどうしたいんですか?』 「家に帰らせて下さい」 『ダメです』 「なんでぇぇえ!?」 まさかの即答返し!? 『あなたに…拒否権はありませんから』  
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