462人が本棚に入れています
本棚に追加
「な、ナメテマセンヨ」
両手をぶんぶん振ってアピール。
それでも総司さんは顔色一つ変えない。
や、やばいかも…。
『…逃げるつもりですね?』
「さ、さあ?どうでしょう?」
あ~やばい。
この人、本当にやばい気がする。
だって…なんか殺気っぽい気迫が…。
『ダメですよ。あなたには私のために働いてくれなくちゃ』
…………あれ?
『掃除 洗濯、よろしくお願いしますね。私のために』
………………あれ?
「ちょっと待ったぁぁあ!!!!
なんで「私のため」なんですか!?
せめて「私達のため」にして下さいよ!!
第一私は、好きでこんな所にいる訳じゃないし!」
思ってることを全部ぶつけてやった。
叫び過ぎて息切れ…どんだけ体力ないんだ私…。
『そうですか。で?あなたはどうしたいんですか?』
「家に帰らせて下さい」
『ダメです』
「なんでぇぇえ!?」
まさかの即答返し!?
『あなたに…拒否権はありませんから』
最初のコメントを投稿しよう!