は・じ・ま・り

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いや、そんな笑顔で言われてもね ワタクシはね、なにもね、できないのね。 拒否権があっても無くても、この人の前では無意味なんでしょどうせ! 「だからごめんねぇぇえ!!!!」 私は鳥肌が絶えない腕を必死に摩りながら、総司さんの横を千の風になって通り抜けた。 『クス…面白い人…土方さんにそっくり…』 累の後ろ姿を見つめ、沖田は怪しく笑った。 「てか出口どこさ!?」 なんなのさ!! 今日の私、運 悪すぎでしょ!! なんか泣けて来たし! 事の発端はあの馬鹿ハゲ親父のせいだ!! 帰ったら絶対殴る!!蹴る!!食べる!! とにかく今は逃げなくちゃ!!  
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