いらっしゃいませ

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カッと血液が顔に集まって、僕は気づかれないように廊下の窓の外を見た。 ドが付くチキンな性格をどうにかしたいけど、僕が美人の視線にも笑顔にも耐えられるわけ無いし。 ああ、空が綺麗だ。 「恭一君、良かったら一緒に教室行かない?」 「僕と!?でも講義始まるの一時間も後」 「駄目?」 良 い で す と も ! ああ!僕、絶対顔赤いよ! 若葉さんに即答でOKを出すと、彼女はちょこんと横に並んで服の裾を引っ張って歩く。 僕は半歩後をニヤニヤしながら追う。 僕とあんまり背が変わんないのに、何でこんなに可愛いんだろう。 女の子って素晴らしい! マンセー! 「神様、ありがとう」 「どうしたの?」 「えへへ独り言」 さっきボロクソ心の中でけなしちゃってごめんなさい。
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