汚染

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ここは例の小屋の一室。 そこは……………… とにかく暑かった。 5分そこに居るだけで汗は止まらないであろう。 まさにサウナ状態。 口は乾き、暑さで体がだるくなっていく。 ドロドロとした、なんとも言えない臭いの液に、足が完全に浸かっていた。そのまま地に引きずりこまれそうな感覚は、恐怖や不安さえも込み上げてくる。 ジャングル?沼地? そんな場所にいるのは、大助から逃れた美咲、臣次達から逃れたレミであった。 彼女達はここに来て、かれこれ30分は経過していた。 入ってきた扉を何度も叩き、助けてと叫んでいたが………。 助けが来ることは無く、ただただ彼女達の体力を蝕んでいくだけであった。 「もう……無理」 「………」 喋る気力さえも無くなっていった。 !!!! そして、レミはある事に気づく。
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