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「なんだこれ?」
栄治が看板に書かれた不気味さを感じて言うと、佑希が「無視、無視」と言ってドアノブを握る。
「危険なんじゃないのか?」
「大丈夫っしょ」
栄治も喜作にそう言って、悟の背中を叩く。
しかし、顔を引き攣らせた悟は、
「噂だと戻ってこれねーんだよな?」
と、訊く。
「んな事言ってたな……」
佑希がそう呟き、栄治がその後に、
「暇だし、あの子が言った事が本当かどうか試してみようぜ?」
軽い気持ちで栄治は言う。
「「そうだな……」」
三人は軽はずみな気持ちで扉を開けて、中に入っていった……
警告を無視した事による
後悔は今の時点ではなかった。
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