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リチャード議長殺害後、各国の代表によって後任者が選出された。
リチャード氏の思想であるパーソンを否定する「リチャード派」と、パーソンを肯定する者がおり、どちらの派閥が選ばれるかわからないと予想されていたが、蓋をあけてみると、パーソンを肯定するグラトン・カーン氏が総議長として選任された。
そして、パーソンを肯定する者たちを「グラトン派」と呼ばれた。
新国連内部では主にこの二つの派閥が対立していたが、グラトン派を支持するものが多く、リチャード派は、実質、実権は無いものと等しかった。
西暦2057年2月、グラトン議長は世界各地で起きている紛争を武力によって鎮圧しようと提唱。
ここに「新国際連合軍」が設立されたのである。
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