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体が自由になり、即座に立ち上がって明かりをつけた。
そして、俺にのし掛かっていたものの正体が明らかにされた。
「長っ!派手っ!」
一目見て、思わずこんな言葉が溢れてしまった。
何せ、いつぞやに見たチカチカする真っピンク色の髪が、地に着こうかという程の長さを誇り、そこにあったからだ。
その髪の主は、俺よりやや小柄と言ったところだろうか。俺の全身にピタリとのし掛かっていただけはある。決して俺がチビというわけではない。決して。
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