序章

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 普通の姫君、少女ならば、シュレイズの不可視の迫力に圧倒され、怯えるものだ。シュレイズは、やはり自分の目に狂いはないと確信する。 「……おっしゃる意味がよくわかりません。もう一度、お願いします」  背筋がぞくりとあわ立つのを感じた。
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