第一章 出会い

3/26
前へ
/57ページ
次へ
 ユライシアの母は、町人の娘であり、絶世の美女と称される美貌の持ち主であった。  そして、彼女の美貌は、好色で愚かな現王にとまり、強引に王の妾妃にされたのだ。  無論、高貴な貴族の出の正妃や他の妾妃たちはそれをよく思わず、何かにつけてはユライシアの母に嫌がらせをしていた。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加