1、呼び出し

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  体勢を調え、里田に手を差し出す。 里田は野久保に身をゆだね、ゆっくりと立ち上がる。 紳助「野久保ぉ~どないしたんや~?」 野「あのぉっ!まいちゃんが転んでました!」 紳助「里田が?まあ部屋に入れぇや。」 野「はい。まいちゃん、歩ける?」 まい「うん、なんとか…。  ごめんねっ 重いでしょ…;」 野「そんなことないよ!  僕だって男だからね!!」 里田を気遣いながら、ゆっくり楽屋へ入り、自分が座っていた場所に優しく座らせる。 まい「のっくん、ありがとう。」 紳助「っで、里田。なして転けたんや?」 里田は言いにくそうな顔をしていたが、しばらくして口を開いた。 まい「ごめんなさい…」  
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