1、呼び出し

25/27
前へ
/161ページ
次へ
  真剣に語る彼女を見て、少し安心する。 一一よかった…話してくれて…   このままいくと悪魔に取りつかれちゃうからな…   …!? この感覚は…!? いきなり不快な感覚に襲われ、立ち上がる。 辺りをキョロキョロと見渡す野久保を見て、少々驚き気味の里田。 まい「ど…どうしたの…?」 野「いや…なんでもないよ」 一一あれ…今のは確かに悪魔の… でもすぐに消えちゃった…   何だったんだろう…。 考え込む野久保の隣で心配そうにしている里田の間には、またもや沈黙が訪れる。 すると、野久保の携帯電話に着信が入る。 慌ててポケットから携帯電話を取り出し、通話ボタンを押す。 野「はいっ」  
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

204人が本棚に入れています
本棚に追加