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一一もう…訳が分かんないよ…
泣きべそをかいてしまいそうになる。つるのは神に呼ばれてここによく来ると言っていたのに、何故か、野久保は自分自身でやってきた。
それだけで頭が混乱する。
『何か心配なことでもあったんじゃないのか? おぬしの"想い"は強かった。だからここへ来た。
我はそれを受け取っただけだ』
一一"想い"が強かった…
僕は何を想ってここまで来たんだろ…
『アグノムも…』
野「アグノム…?」
『アグノムも忘れっぽい性格だった…。そしてエムリット、ユクシー同様、人一倍正義感が強かった。
直樹はその血を脈々と受け継いでいるんだな。』
野「そうなんだ…そのままですね」
『あぁ…。
アグノムには恋人が居たんだ』
野「恋人…」
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