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タッタッタッタッタッ。
廊下からスリッパで走るような音が聞こえてきてガラガラガラッと勢いよく扉が開いた。
上「先生呼んで来たよ!」
上地は多少息を切らしながら、部屋に入り、医師を案内する。
そんな上地の姿を見ると嬉しくなる。
野「ゆ-ちゃん…ありがとう」
野久保の感謝の気持ちを聞き、上地は満面の笑みを浮かべる。
上「何このぐらいでお礼言ってんのっ! 先生呼ぶぐらい、朝飯前だって!!」
一一いや…そのことだけじゃないんだけど…(苦笑)
まあいっか…
医「じゃあ少し心音を聞きますね。起き上がってもらえますか?
…はい。吸ってください。はい、吐いて…」
野久保は起き上がり、服をまくし上げる。
スーッ。ハーッ。何度か繰り返し、医師は野久保の体調を確認する。
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