氷恋~優しい氷~

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「いや…しねぇが?」 日番谷隊長は不思議そうな顔。 そりゃそうか…。 「お前、何の用だ?」 日番谷隊長に言われて、私は来た目的を思い出した。 「あっ…あの、昨日はすいませんでした!」 頭を下げたら、ますます日番谷隊長は不思議な顔。 「敵に背後をとられた上に、日番谷隊長に怪我までさせて、足引っ張ってしまって…。」 「怪我は、お前が手当てしてくれただろう。」 日番谷隊長が近づいてきた。 「敵に背後とられるのなんか、日常茶飯事だ。」 気がつけば、目の前に日番谷隊長が居る。 「足引っ張られたなんて、考えてもみなかった。」 日番谷隊長が深呼吸をして、私の目を見た。目が合っている。 「全部、お前だったからだ。松本だったら、許しちゃいねぇ。」 ?? 「だって、私加勢に来たのに、日番谷隊長に守っていただいてばかりで…」 「だから!!」 日番谷隊長の大声に、私の言葉は途切れた。 「お前だから、守ってるんだ。お前だけは、特別なんだよ。」 え?その言い方じゃ、 「私のこと、好きって言ってるみたいですよ?」
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