すれ違いはヤバイ

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3月、桜の頃哲平の元に向かった 新幹線に乗っていたら隣の座席に誰か座った 空いてるんだから他座ればいいのに… と顔みたら…勇治だった 勇治は顔面蒼白… 『心配しなくても殴らないわよ…悪かったわね、せっかくの空気』 『いや…俺が悪いんだから。ごめん…』 『始めからその一言電話でくれてたら』 『待ち合わせしてた人と上手くいってると思った』 『そんな訳ないよ』 『恋人でしょ?』 『違う違う(笑)滅相もない』 『なんか俺さ…彼氏いる子とこんな関係になってるんだって感覚がよかったんだ』 『うん…なんとなくわかる。浮気とか不倫みたいなドキドキ感ね』 『それがなんか、就職決まるとヤバイな…ってね(笑)重くなってきた。』 『気持ちすれ違ったね(笑)出会い方違ったらまたかわったかもね』 『ホントだ(笑)』 私達は京都までずっと喋り続けていた
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