👑、秋と暁。

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その瞬間、思った…。 嗚呼、俺は頑張ったんだ、って。 秋も…いつも2人で支え合って… 誰にも頼らずに… 否、頼れる奴なんて中学出るまで居なかったから… いつも2人で――… なぁ…葵。 暁「俺、良いのかな…っ?」 葵「うん…」 暁「いつも…秋だけで…」 葵「うん…」 暁「なぁ、葵ぃ…」 葵「なん?」 暁「俺…泣いても…良いのかなぁ?」 葵「ええよ。暁は頑張った。ほら、な?」 俺は葵に“頑張った”って言われた瞬間、俺の何かの線が、ぷち、っと音を立てて…切れた。 その瞬間、俺は餓鬼みたいに泣いた。 声が枯れる位、言いたい事を言って… 初めて人前で泣いたんだ…。 暁「いつも辛かった!!!辛い、って言っても誰も助けてくれなかった!!!最初は近くに居た人間も…秋と暁を知ってから…」 葵「………」 暁「俺は必死に、秋は暁だ!!、って言ったけど、みんな…キモい、って言って…」 葵「………っ」 葵は時に悲しそうな、辛そうな顔をした…。
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